TKU’s blog

思考は究極の娯楽。

ビジョン人間になりたかった人の話。

こんにちは。

高山裕輝というものです。

昨日からブログを始めました。エモくなった昨日の自分、よくやったぞ。

 

 

tkublog.hatenablog.com

 

ところで、この夏休みというのは非常に恐ろしい。

気を抜くと、熱中症で倒れる。

気を抜くと、夏休み遊びすぎてバイトにあまり入れず、翌月まで金欠に苦しむ。

 

そして何よりも、

この夏をどう過ごすか次第で、およそ2か月分の違いが生まれてくるんだから油断ならない。

 

 

僕の所属するAIESECはというと、来年度のリーダーを決めるべく、そろそろ組織に関わる思考を始める人とそうでない人とが分かれてくる時期に入る。

 

みんな真剣だからこそ、この時期は来年度のキャリアについて悩みを持つんだろう。

かくいう僕も、去年の夏は全く来年のキャリアが見えず悩んでいた。

今だって来年どうしようかなあと悩む。

 

そんな悩める夏の民へ、

最近友達と話をする中で整理されてきた思考を共有したいなと思います。

 

 

先に結論を言う。

 ポジション人間にはなるな。

 

長くなるので、前編後編にわけます。(後編はまた明日!) 

 

 

 

 そもそもさ…

世の中には2種類の人間がいる。

ポジションを目的と捉える人か、手段と捉える人かだ。

僕は前者をポジション人間と呼んでいる。

 

 

そもそも、

ポジション、日本語でいうなら「地位」とは何のためにあるんだろうか。

 

息子という地位、大学生という地位、副代表という地位。

 

こんな名前いちいち付ける必要があるんだろうか。 

あるとしたら、それは何のためなのか。(Why?

 

 

僕はそこに役割があるからだと思う。

役割には義務的な側面も確かにあるが、だからこその権利も存在する。 

僕は大学生だから学割を使う権利があるし、

副代表だから組織を守る義務や組織の意志決定を行う権利がある。

 

 

そう。 

本来ポジションというのは手段でしかない。

 

富や名声というのは、副次的な産物なのだ。

 

ポジション人間とビジョン人間

しかしポジション人間というのは、この富や名声に目がくらんでしまう。

承認欲求を満たしたり、見栄をはりたいからポジションに就くことがゴールになる。

 

 

一方で、ポジションを正しく手段と捉え、

その先に大きな目的を持てている人を僕はビジョン人間と呼んでいる。

 

ポジション人間ではなく、ビジョン人間を目指そう。

 

ここまでは皆分かっている。言われなくても。

 

 

大事なのは、ここからだ。

 

じゃあどうやったらビジョン人間になれるんだ、ということ。

むしろ、ビジョン人間になれないからこそポジション人間になるんだ、ということ。

 

 

ビジョン思考の限界

2年生の時の僕もまた、ビジョン人間にあこがれていた。

ビジョン人間になりたくて、カフェへと向かい、アイスコーヒーを頼んで

ビジョンについて思いを馳せてみた。

(結局ラップバトルを見てしまうんだけど。)

 

分かりやすく言うと、僕はビジョンの思考に限界を感じていた。

 

そんな過去の自分に今だからこそ送りたい言葉がある。

お前はビジョン人間になるために、

ビジョン思考しかしてないんじゃないか。 

 

『自分は何がしたいのか。』

 

『自分はどう生きたいのか。』

 

ビジョンを描くためにはこんな問に立ち向かうことになる。

 

だけど、これがまた浮かばない

何となく、それっぽいものは理性的に出せるんだけども、何か違う。

 

ましてや、ビジョンから逆算して自分のキャリアを設計することは、

まさに、言うは易く行うは難しだ。

 

僕はビジョン思考の途中で悩み、中断してしまった。

 

確かに僕はビジョン思考しかしていなかった。

 

 

ポジション思考を身に着ける

そんな過去の自分へのアドバイスがある。

ポジションが持つ役割を通して

自分のビジョンを描いてみてもいいんじゃないか。

 

あるポジションに就くことで、

『自分はどんなことができるようになるのか』『どんな自分になれそうか』と問いかける。

 

僕はこれをポジション思考と呼ぶことにした。

ポジションを手段と捉えられているからこそできるビジョンの描き方だと思う。

 

そうしてポジションからビジョンが描ければ、逆説的に必要なポジションが見えてくる。

その方が納得感を持って、不毛なキャリアの悩みに陥らなくて済むと思う。

 

ポジション思考ポジション人間は違う。

同様に、ビジョン人間になるためには、ビジョン思考だけしか方法がないわけではない。

上手くポジション思考を身に着けよう。 

 

僕の今のAIESECでのポジションを並べてみる。

 

副代表 / 運動会副隊長 / 新規事業統括 / 外部関係統括 / 個人情報保護責任者 

 

並べてみると、見事な鬱陶しさだ。

 

これらの役割には

もちろん義務もたくさんあるけど、それ以上に色んな権利がある。

でも、それを知っている人はあまりいない。

 

 

ここで重要なのは、

「キャリアは知っている中からしか選べない」ということだ。

どれだけ近くにポジションがあっても、知らなければ意味をなさない。

 

ビジョン思考に行き詰まりを覚えた僕がすべきだったのは、

色んなポジションの人の話を聞きに行き、ポジション思考をすることだったのだ。