TKU’s blog

思考は究極の娯楽。

ダイエットの秘訣とメンバーを育てる秘訣は同じだったっていう話。

こんにちは。

久しぶりにブログを復活させます。

美容院で髪を切ってもらって気分がいいからです。

今ならダイエットも達成できそうな予感がします。

 

 

ちなみに、

前回記事は全国にラップファン a.k.a マイメン を増やすために書いた記事なので、もっと拡散されてほしい...

tkublog.hatenablog.com

 

最後にブログを投下した頃から、大きく活動が変化しました。

一番大きな変化は、3年間活動してきたAIESECの阪大支部を卒業し、本部のメンバーになったことです。今は、本部のメンバーとして各大学支部のトップをまとめる立場になりました。

立場が変わったことで、見る世界感も変わり、新たな気づきがありました。

 

 

今日書きたいテーマは、

そんな中で感じた「リーダーとフォロワーの間の時間感覚の違い」です。

どうぞ。

 

 

リーダーという役割が意味するもの

 

ダイエットする。

そう考えると、ゾッとする。

ハードなランニングや食料制限など過酷な生活が思い浮かぶからだ。

 

 

 

チームメンバーを強くする

そう考えることも、ゾッとするお題だ。

これまで取り組んでは失敗した経験があるからだ。

 

 

僕はAIESEC阪大支部の執行メンバーになって、「仲間を強くする」という課題に取り組んできた。

問題意識自体はメンバーの時から抱いていた。

思いつきで自ら講座的なものを打ってみたり、勉強会を提案してみたりした。

でもうまくいかなかった。

 

 

執行メンバーになってからは、

1人ひとりのメンバーと膝を突き合わせられる機会を設置してみた。

メンバーの持っている本をスプレッドシートにまとめて貸し借りができる場を作ってみた。

任期終わりかけのころに、学び合うことにインセンティブがでるような循環的な仕組みを構想してみたりした。(思いついたのが引退間際で、結局試験導入の途中でタイムアップとなってしまったけど)

 

 

振り返ってみると、

リーダーになって一番変化したのは「自分が動かないと状況が変わらない環境になった」ことだった。だから、1つの問題意識に何度も取り組むきっかけを得られた。

僕はそのことに感謝している。

 

それが自分の視座を変えてくれたから。

 

リーダーとフォロワーの視界にある2つの違い

 

リーダーとフォロワーの違いはたくさんある。

その中でも、「視座の違い」というのをよく聞く。

リーダーの座る高い椅子から見た視界をイメージしてのことだろう。

その様子を想像すると、視座というのは2つの側面に分けられそうだと感じられる。

 

 

1つは、見えている視界の広さ。

メンバーの時の自分は同じチームメンバーのことしか見えていなかった。執行部になってからは組織全体のメンバーのことを捉えるようになった。これはリーダーという役職がそうさせる部分が大きい。ある程度行動に自由度が増したり、責任感が増したり、情報が集積したりするから自然と視野が広がる。

 

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空間的な広がりを感じさせる写真だ…

 

もう1つは、見据えている時間軸の長さだ。

立場的にいろんな施策を見たり実行したりする中で、単発の施策の刹那さを実感した。

一時的にはよくなるだけで、状況が変わったとは感じられなかった。

 

そうしていくと次第に、より仕組みや制度・構造といったものに目が向くようになった。

でもそれは、期待する効果が実るまでより時間のかかる施策を意味していた。

僕はこれを「待てる期間」の長さが変化したと解釈している。

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同じ山頂の眺めの画像でも、こちらは時間的な広がりを感じさせる。

 

待てる期間とは、「実りが出るまで仕込み続けられる期間」という意味だ。

 

①その場でインプット講座を開くこと

 ↓

②勉強会を開くこと

 ↓

③本の貸し借りシステムを作ること

 ↓

④インプットとアウトプットを促進する仕組みを作ること

 

試していった施策は、次第に仕込みが長くなるものへと変化していった。

 

 

必ずしもメンバーとリーダーで違いが出るというわけではないが、「待てる期間」はリーダーの方が長くなりやすい。

何度もトライ&エラーする環境に立たされるからだ。

そうして、リーダーとフォロワーの間に大きな時間軸の差が生まれてくる。

 

問題はそこから生まれてくる。

 

待てる時間の差がもたらす問題とは。

 

端的に言うと、リーダーの言っていることが理解できなくなる。

 

フォロワーからすれば、リーダーが打ち出す(長期的な時間軸の)施策というのは理解するのが難しい。

そして何より、待てない(モチベーションが続かない)。

だから停滞する。

 

 

追い打ちをかけるように、

自分がいるAIESECという組織は、代謝(メンバーの入れ替わり)がすこぶる早い。

そうなれば、必然的に任期である1年という幅が「待てる時間」に限界を与えてくる。

待ちきれなくなってしまうのだ。

 

学生代表の「待てる時間」、

本部にいるメンバーの「待てる時間」

支部にいる代表たちの「待てる時間」

支部にいるメンバーたちの「待てる時間」

すべてに差が生じてくる。それが自然な流れだから。

だから、停滞する。

 

 

だからこそ、

組織には

 

「リーダーの世界観を伝え、時間軸を揃える翻訳者」

    

「その時間軸に沿うよう長期間コミットできる人財」 

 

という2人の立役者が必要になってくる。

 

 

 

何とか、組織として「待てる時間」の平均を延ばせるようにしたい。

なぜなら、

時間の力を使えば、取り組み自体は意外と簡単なことが多いからだ。

 

 

 

 

 

少し前に衝撃を受けた。

 

どうやら夜の炭水化物を今より控え、1日10分の有酸素運動を朝に継続するだけで、体重は減っていくらしい。

目から鱗だった。

そんな簡単なことで痩せれるなんて…

 

 

継続して待てるか。

成功の秘訣は意外とシンプルなのかもしれない。

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